Googleアナリティクスは、ブログを運営していく上で分析をするために必須のツールです。
導入することで、次のようなデータが見れたりします。
- 現在どれくらいのアクセスがあるか
- どんな記事が読まれているか
- ページに滞在時間はどれくらいか
こういったデータってサイト改善のヒントにもなったりするので、今後のためにも必ず導入してデータを残せるようにしておきましょう。
本記事の内容
- GoogleアナリティクスをWordPressに設定する手順
- 初心者向けのGoogleアナリティクスの使い方
導入自体はわりと簡単なので、手順どおりにサクッと終わらせていきましょう。
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目次
GoogleアナリティクスをWordPressに設定する手順
Googleアナリティクスを設定する手順ですが、やるべきことは次のとおりです。
- 手順①:Google アナリティクスのアカウントを作成
- 手順②:サイトを登録してトラッキングコードの取得
- 手順③:取得したトラッキングコードをWordPressに設定
基本は「クリック+コピペ」でできる内容なので、多分15分くらいで終わるはず。
それぞれ詳しく解説するので、流れのままに進めていってください。
手順①:Google アナリティクスのアカウントを作成
まずはアナリティクスのアカウントを作成します。
Googleアナリティクスにアクセスして、Googleアカウントでログインしましょう。
ログインができたら上記のような画面が表示されるので、[測定を開始]をクリックしてここからの手順を進めていってください。
- アカウント名:好きな名前でOK。
- アカウントのデータ共有設定:Googleのプロダクトやサービスを含めた全てにチェック。
上記の感じで設定できたら[次へ]をクリックします。
- プロパティ名:ブログ名とかでOK。
- レポートのタイムゾーン:日本なら「日本」を選択。
- 通貨:日本なら「日本円」を選択。
※「(GMT+09:00)日本時間」という部分は、国を選択すれば自動で切り替わります。
入力が完了したら[次へ]をクリックして進みましょう。
- 業種:業種を選択。分からなければ「その他」でOK。
- ビジネスの規模:個人ブログなら「小規模」でOK。
- 利用目的:一番上にチェック。
ここまでできたら、[作成]をクリックします。
最後に利用規約ができるので[日本]を選択し、規約に目を通して『GDPRで必須となるデータ処理規約にも同意します。』にチェックをいれましょう。
こちらも条項に目をとおして、『私はGoogleと共有するデータについて、「測定管理者間のデータ保護条項」に同意します。』にチェックを入れ[同意する]をクリックします。
最後に自動メール配信の項目が表示されますが、ここは特にいらないのでチェックを全て外してOK。終わったら「保存」をクリックしておきましょう。
これでアカウントの作成は完了です。
続いて、ブログサイトを登録していきましょう。
手順②:サイトを登録してトラッキングコードの取得
データストリームの設定の項目に移るので、[ウェブ]を選択して進めていきましょう。
※2サイト目以降を登録する場合は、「管理」→「プロパティの作成」から取得することができます。
- ウェブサイトのURL:「https://」を選択して自分のブログのドメインを入力。
- ストリーム名:任意の名前でOK。
※SSL化をしていない場合は、URLで「http://」を選択してください。当サイトの「」の手順で作成している場合は「https://」を選んでOKです。
入力が完了したら[ストリーム作成]をクリックしましょう。
測定IDが記載されている画面に移動するので、スクロールして「グローバルサイトタグ(gtag.js)…」と書かれている項目を選択しましょう。
コードが表示されるので、このコードをコピーしておいてください。
これでトラッキングコードの取得は完了です。
ここから、このコードをWordPressに設置していきましょう。
手順③:取得したトラッキングコードをWordPressに設定
先ほど取得したトラッキングコードをWordPressに設置していきます。
テーマによって設置方法にちょっと違いはありますが、ここでは例として「Cocoon」のテーマで解説を進めていきます。
WordPress管理画面から[Cocoon設定]を選択し、[アクセス解析・認証]をクリックします。
下にスクロールすると「その他のアクセス解析・認証コード設定」という項目があるので、「ヘッド用コード」の部分に先ほど取得したトラッキングコードをペーストします。完了したら[変更をまとめて保存]をクリックしておきましょう。
エラーメッセージが出てしまう場合は
サーバー側でWAFというセキュリティが影響して、コードを保存した場合にエラーメッセージが出ることがあります。
こういった場合は、サーバーの設定で一時的にWAFをOFFにして解決しましょう。
やり方はサーバーによって違いますが、ここでは「ConoHa WING」を例として解説しておきます。
ConoHa WINGにログインし、[サイト管理]→[セキュリティ]から[WAF]を選んで、利用設定を「OFF」にしておきましょう。その後に、先ほどのアナリティクスの設定手順を進めればエラーが出ることなく設定が完了します。
設定が完了したら、必ずWAF設定を「ON」に戻してセキュリティを保つようにしておきましょう。
これでアナリティクスの設置は完了です。
最後にデータの見方についても、少し確認しておきましょう。
アナリティクスの登録が完了したら、ついでにサーチコンソールも設定しておくといいです。アナリティクスが登録できていれば、設置はかなり簡単ですよ。
Googleアナリティクスの使い方:初心者が確認すべき3つのポイント
Googleアナリティクスの使い方として、初心者がひとまず確認すべきデータが次の3点です。
- ①「行動>概要」:期間ごとにどのページがどれくらい見られているか
- ②「集客>概要」:どの経路でブログにアクセスが来ているか
- ③「リアルタイム>概要」:現在どのページがどれくらい見られているか
ここだけでも「人気の記事」や「集客できている方法」などが分かったりするので、ブログを運営する上での分析にはかなり役立ちます。
Googleアナリティクスには他にも確認できるデータはたくさんありますが、無理に全てを使おうとしなくていいです。自分にとって必要なデータだけを、ポイントで確認していくようにしましょう。
というわけで、ここから上記3つについて確認方法なども解説しておきます。
※ここから先で使用している画像は、実際に僕が運営しているサイトのデータです。そちらも参考にどうぞ。
①「行動>概要」
「行動>概要」では、自分のブログが期間ごとにどれくらい見られているかや、何人が訪問してくれるかが分かる部分です。
このデータは、[行動]→[概要]から確認することができます。
見慣れない言葉が出てきますが、詳細は次のとおり。
- セッション:ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの流れ
- ユニークユーザー:サイトの訪問人数(同じ人が訪問しても増えない)
- ページビュー(PV):ユーザーがサイト内で閲覧した回数
- 離脱率:ユーザーが最後に閲覧したページの割合
- 直帰率:ユーザーが1ページだけ閲覧して離脱した割合
- ページ滞在時間:ユーザーがページを閲覧した時間
基本的には「セッション・ユーザー数・PV」は増えるほど良いですし、「離脱率・直帰率」は減るほど良いといった感じです。
期間を指定して過去のデータも分析できるので、比較などもしつつ参考にしていきましょう。
②「集客>概要」
「集客>概要」では、自分のブログにどこからアクセスが来ているか分かる部分です。
このデータは[集客]→[概要]から確認することができます。
何やら英語の言葉が並んでいますが、それぞれの流入方法が次のとおりです。
- Organic Search:検索エンジンからの訪問
- Direct:ブックマークから訪問
- Referral:別サイトのリンクから訪問
- Social:SNSからの訪問
上記の割合を見つつ、どこから集客できてて何に力を入れるべきなのか分析しましょう。新しい行動をしてみたあとは、過去と比較してみても面白いかもです。
③「リアルタイム>概要」
「リアルタイム>概要」では、自分のブログが今現在どれくらい見られているか分かる部分です。
このデータは[リアルタイム]→[概要]から確認することができます。
どのデバイスで見られているかも分かりますし、どのページが見られているかも確認することができます。今現在のアクセスの状態を知る上では、たまに見ておいた方がいいかもです。
以上が、ブログ運営する上で知っておくべき最低限のポイントです。
アナリティクスには他にもたくさんデータがあるので、自分の分析方法に合わせてデータを確認しつつ、ブログの向上に役立ててみてください。
というわけで、今回の内容は以上となります。