「他の配信者さんが「936p」でやってるのを見かけるけど、一体なんでなんだろう?自分もやってた方がいいなら設定方法も知りたいです。」
ここういった方に向けた内容です。
本記事の主な内容
- Twitchの配信で解像度が「936p」の理由
- 解像度を「936p」に設定する方法を解説
この記事を書いている僕も以前は1080pで配信してましたが、現在はゲームによっては936pで配信するようにしています。
というわけで、この記事では僕の実際の経験を活かしつつ、936pで配信をしている理由と設定方法まで解説していきます。
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目次
【知っておくべき】Twitchの配信で解像度が「936p」の理由
解像度は1080pが主流ですが、Twitchの配信では936pの方が画質が良くなると言われています。
この理由は、ビットレート不足です。
では、なぜ不足するのか。この辺について少し掘り下げていきます。
Twitchにはビットレートの上限がある
Twitchではビットレートの上限は基本 6000 Kbps となっています。
これが不足する原因ですね。
数字だけでは少し分かりにくいので、以下の参考値を見てみてください。
アップロード速度 | ビットレート | 解像度 | フレームレート |
---|---|---|---|
3 Mbps | 2,500 | 1024×576 | 30 |
4 Mbps | 3,500 | 1280×720 | 30 |
6 Mbps | 5,000 | 1280×720 | 60 |
8〜10 Mbps | 6,000 | 1920×1080 * | 60 |
15+ Mbps | 12,000 | 1920×1080 | 60 |
20+ Mbps | 15,000以上 | 2560×1440 | 60 |
40Mbps以上 | 30,000以上 | 3840×2160 | 60 |
一応、6000では1080pとなっていますが、よく見ると注意書きがあります。
*ハイモーションコンテンツに関する重要な注意事項。ハイモーションシーン(レーシングゲーム、一部のバトルロワイヤルゲームなど)をストリーミングする場合は、解像度を下げることを強くお勧めします。
つまり、ある程度の動きのあるゲームの場合だとビットレートが足りてないってことです。
このため、解像度を1080pより下げて配信した方が、安定した映像を届けられるという感じになります。
とはいえ、なんで「936p」なのか
解像度を下げるとはいえ、なぜ「936p」なのか気になる方もいると思います。
この理由が以下の2つです。
- Twitchが900を推奨している
- 8の倍数に合わせている
Twitchが900を推奨している
Twitchのガイドを確認すると、「ペースの早いゲーム=900p 60fps」となっています。
ゆったりしたゲームならともかく、ある程度動きのあるゲームだとこれくらいでやった方がいいという感じですね。
8の倍数に合わせている
1664×936って何だか中途半端で気持ちの悪い数字ですが、これはあくまでも人間にとってです。
機械的には8の倍数でないと、解像度調整とかで問題が起こることもあるらしいです。
一般的な解像度も、よく見ると8の倍数になっています。
- 1920×1080
- 1280×720
なので、解像度を推奨される付近まで下げつつ8の倍数を選ぶと言った意味で、「936p」がおすすめになるといった感じです。
解像度を「936p」に設定する方法
ここまでの内容で、解像度を936pに設定したい方向けに設定方法をお伝えしておきます。
解像度の設定方法ですが、利用者の多いOBSを例にお伝えします。
設定は数字を自分で入力するだけ
OBSには選択項目に936pという数値がないので、下記の場所に自分で数字を入力しましょう。
[設定]→[映像]から[出力(スケーリング)解像度]
ここの数字の部分をクリックし、「1664×936」と入力して[適用]を押すだけOKです。
※入力後間違いがないように、右側のアスペクト比が「16:9」になっているかは確認しておきましょう。
あとは配信をスタートさせるだけで、936pの配信ができます。簡単ですね。
設定はプレイするゲームや環境で多少は違いますが、この記事の内容を参考に質のいい配信を目指してみてください。
というわけで、今回の内容は以上です。