「配信ソフトにOBSを使ってるけど、配信しながら録画って普通にできるのかな。動画投稿のためにも録画しておきたいから、設定とかがあれば教えて欲しいです。」
こういった疑問に答えます。
結論ですが、OBSで配信しながら同時に録画を行うことは可能です。
本記事の内容
- OBSで配信と録画を同時にする方法【やっておくべき設定】
- 配信と録画を同時にやってみましょう:注意点あり
この記事を書いている僕は、ゲーム配信歴2年ほど。日々配信をしながら録画もしていて、録画データを編集してハイライト動画を投稿しています。
OBSでは基本的に「配信開始」と「録画開始」ボタンを両方クリックすれば同時録画ができますが、やっておくべき設定などもあったりします。
なので、この記事ではその設定例などを方法としてお伝えしていきます。
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目次
OBSで配信と録画を同時にする方法【やっておくべき設定】
OBSで配信と録画を同時にする方法ですが、設定さえしっかりやっておけばボタンを押すだけでOKです。
主な設定すべき項目ですが、以下3つとなっています。
- 配信の設定
- 録画の設定
- 映像の設定
それぞれ見ていきましょう。
※設定の前に[設定]→[出力]から「出力モード:詳細」にしておいてください。
設定①:配信の設定
まずは、配信の設定ですね。
配信の設定は、[出力]→[出力モード:詳細]→[配信タブ]からやっていきます。
設定内容は以下のとおりです。
- エンコーダ:NVIDIA NVENC H.264(new)
- 出力をリスケールする:チェックなし
- レート制御:CBR
- ビットレート:5000
- キーフレーム間隔:2
上記は僕の設定でして、配信するサイトや環境によって「ビットレート」は変更を行う必要があったりします。
自分が配信するサイトのビットレート上限や、ネット環境などをしっかり確認して設定しましょう。この辺については以前の記事でも解説しているので、分からない方はそちらも参考にどうぞ。
≫参考:【知っておくべき】ゲーム配信の回線速度の目安【快適な配信のための対策】
あと、エンコーダに関してですが、機種によって表記が違う場合もあります。
ここは「×264」以外に設定しておけばOKです。
設定②:録画の設定
続いて、録画の設定です。
録画の設定は、[出力]→[出力モード:詳細]→[録画タブ]からやっていきます。
内容は以下のとおりです。
- 録画フォーマット:mp4
- エンコーダ:NVIDIA NVENC H.264(new)
- 出力をリスケールする:チェックなし
こちらも僕の設定を参考に出しています。
録画フォーマットがデフォルトだと「mkv」になっていますが、これだとプレミアにそのまま取り込めなかったので「mp4」でデータを残すようにしています。
あと録画ファイルのパスですが、こちらはフォルダなどを作って保存先に指定しておくと分かりやすいです。
なので、できればやっておきましょう。
ちなみにエンコーダの設定ですが、スペックに余裕があって画質最優先で録画したいのであれば「×264」に変えてもOKです。
設定:映像の設定
最後に、録画の設定ですね。
録画の設定は、[映像]からやっていきます。
内容は以下のとおりです。
基本(キャンパス)解像度:1920×1080
出力(スケーリング)解像度:1920×1080
FPS共通値:60
上記は現在の僕の設定でして、こちらも配信するサイトによって「出力・FPS共通値」を変更する必要があったりします。
例えばMildomだと「720p 30fps」が上限となっているので、「出力:1280×720」「FPS共通値:30」にしておくとかですね。
この辺ってビットレートに依存したりもするので、安定した画質の配信について詳しく知りたい方は、以前の記事も参考にしてみてください。
≫参考:ゲーム配信を高画質でしたい場合に知っておくべき7つの設定項目
※ちなみに、ここでする設定は「配信・録画」共通です。別々には設定にはできないので、そこだけは理解しておきましょう。
これで設定しておくべき項目は以上です。ここまでできたら、実際に試してみましょう。
配信と録画を同時にやってみましょう:注意点あり
配信と録画を同時にやってみましょう。
- ①:「配信開始」をクリック
- ②:「録画開始」をクリック
手順としては、上記2クリックでOKです。
注意点:PCのスペックによっては同時に録画ができない場合がある
1つ注意ですが、PCのスペックによっては同時に録画ができない場合もあります。
録画ボタンを押した瞬間OBSが固まる感じです。
実際に僕は、以前のPCで同時に録画しようとするとOBSが固まってしまうということが起こりました。配信は普通にできていたので問題ないと思い込んでいましたがダメでした。
なので、最初はタイトルを「テスト配信」にするとか、できるならクローズ状態で配信するようにしておいた方がいいかもです。
いきなり止まると視聴者さんも困惑しますからね。
ちなみに現在僕が使用しているスペックだと少しも問題ないので、参考にしてみてください。
≫参考:ゲーム実況・配信におすすめなゲーミングPC【ガレリア X-Series】
補足:自動で録画を開始する設定もあります
最後に補足ですが、わざわざ録画ボタンを押さなくても、配信開始時に自動で録画する設定もあります。
[設定]→[一般]から「配信時に自動的に録画」にチェックを入れる。
上記の設定を入れておくだけです。
これはこれで便利なのですが、配信全体を録画するためデータ容量も大きくなりがちです。なので、この辺は自分の環境に合わせてどうするか選ぶといいと思います。
この記事の内容を参考に、配信を録画して動画素材を手に入れてみてください。
というわけで、今回の内容は以上です。