「OBSでいろいろ設定をいじってたら、よく分からなくなったから初期化したい。気になる部分だけ直したい時のために初期値なんかも知っておきたいな。」
こういった疑問を解決します。
本記事の主な内容
- OBSを初期化する前の準備:バックアップは大切
- OBSを初期化する方法を3つの手順で解説
- OBSの初期値:部分的に直したい方向け
この記事を書いている僕はゲーム配信歴2年。ずっとOBSを愛用しており、初期化をした経験もあります。
なのでここでは、僕が実際行った方法をもとに初期化についてお伝えしていきます。部分的に直したい方のために初期値などもお伝えするので参考にどうぞ。
スポンサーリンク
目次
OBSを初期化する前の準備:バックアップは大切
早速、初期化方法といきたいところですが、まずは準備としてバックアップをとっておきましょう。
万一、元の状態に戻したくなった時に、これがないと戻れませんので。
なので、試行錯誤してたどり着いた現在の設定は、一応バックアップとして残しておきましょう。
バックアップはファイルをコピーしておくだけでOKです
方法は簡単でファイルをコピーして、別の場所に保存しておくだけ。
手順は以下の感じです。
OBSを起動して[ファイル]→[設定フォルダーを表示]をクリックします。
設定に関する、以下の2つのファイルを選択してコピーします。
- global.ini
- basic
※中でもbasicファイルは重要で、プロファイル・シーン・ソース等のデータが含まれています。
コピーしたファイルをUSBメモリーなどの別の場所にペーストしておきます。
※DropboxなどのクラウドストレージでもOKです。
これでいつでも復元ができるようになりました。
このファイルがあれば別のPCでも設定を復元できる
このファイルさえ使えば、別のPCに設定を復元することもできます。
シーン周りのことを考えると完璧に全てとはいかないかもですが、設定内容は移行できるのでかなり時短になるのは確かです。
PCの買い替えとかした場合には便利ですね。
話は少しそれましたが、ここから初期化を行っていきましょう。
OBSを初期化する方法を3つの手順で解説
初期化の手順ですが、以下の3つだけです。
- 設定フォルダーを開く
- OBSを閉じる
- 「global.ini」と「basic」を削除
画像付きで流れを解説していきます。
バックアップをとれた方だと余裕でできるので、そのままやってみてください。
OBSを起動して[ファイル]→[設定フォルダーを表示]をクリックします。
一度OBSを終了します。
※起動している状態だとデータの削除が行えないので注意です。
設定に関する、以下の2つのファイルを削除します。
- global.ini
- basic
これでOBSの設定の初期化が完了です。
初期化が終わったら起動してみましょう
初期化が完了したら、OBSを起動しておきましょう。
この時「自動構成ウィザード」という表示が出ます。ここでは[キャンセル]をクリックしておけばOKです。
お疲れ様でした。
これで初期化されたOBSが使える状態になっています。改めて設定をしていきましょう。
OBSの初期値:部分的に直したい方向け
補足ですが、部分的にちょっとだけ直したいという方向けに、初期値をざっくりお伝えしておきます。
全てをお伝えすると長すぎなので、以下の3点に内容を絞ります。
- 出力
- 音声
- 映像
上記はよく変更しがちな部分なので、確認しておきたい方は参考にどうぞ。
※初期値はそれぞれ下記のタブを開けば表示されますので、気になる部分をクリックしてください。
出力
出力モード:基本
- 映像ビットレート:2500 Kbps
- エンコーダ:ハードウェア(NVENC)
- 音声ビットレート:160
- 高度なエンコーダの設定を有効にする:チェックなし
- 録画ファイルのパス:C:\Users\〇〇\Videos
- 録画品質:配信と同じ
- 録画フォーマット:mkv
出力モード:詳細
- 音声トラック:1
- エンコーダ:×264
- レート制御:CBR
- ビットレート:2500 Kbps
- キーフレーム間隔:0
- CPU仕様のプリセット:veryfast
- プロファイル:なし
- チューン:なし
- 種別:標準
- 録画ファイルのパス:C:\Users\〇〇\Videos
- 録画フォーマット:mkv
- 音声トラック:1
- エンコーダ:ストリームエンコーダを使用
- 音声ビットレート:160
※トラック1~6
リプレイバッファを有効にする:チェックなし
音声
- サンプリングレート:48kHz
- チャンネル:ステレオ
- デスクトップ音声:既定
- デスクトップ音声2:無効
- マイク音声:既定
- マイク音声2~4:無効
- 減衰率:速い
- ピークメーターの種類:サンプルピーク
- モニタリングデバイス:既定
- Windowsの音量を自動で下げる機能を無効にする:チェックあり
- プッシュミュートを有効にする:すべてチェックなし
- プッシュミュート遅延:すべて 0 ms
- プッシュトーク遅延:すべて 0 msA
映像
- 基本(キャンバス)解像度:1920×1080
- 出力(スケーリング)解像度:1280×720
- 縮小フィルタ:バイキュービック(先鋭化スケーリング、16のサンプル)
- FPS共通値:30
以上が、よく変更しがちな場所の初期値です。
この記事の内容を参考に、自分に合った方法でOBSの設定を適切に戻してみてください。
というわけで、今回の内容は以上です。