「ゲーム配信をしようと思っているけど、回線速度に不安があるから目安を教えて欲しいです。実際に配信してみてイマイチだった場合の対処方法とかも知っておきたいな。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- ゲーム配信の回線速度の目安
- 快適なゲーム配信ができない場合の対策
この記事を書いている僕は、ゲーム配信歴2年ほど。
回線速度に不安がある時期もあり、当時はいろいろと試しながら配信をしていました。
実際、回線速度に不安があっても工夫して配信はできていたので、参考にしてもらえたらと思います。
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目次
【知っておくべき】ゲーム配信の回線速度の目安
結論ですが、ゲーム配信に必要な回線速度の目安は「上り30Mbps」です。
これくらいあると、余裕を持って安定した配信ができます。
とはいえ、これはあくまで理想。
配信サイトによって違いがあって、もう少し低くても大丈夫だったりします。なので、さらに掘り下げて見ていきましょう。
配信サイトごとの回線速度の目安
回線速度の目安は、配信サイトによって違ってきます。
これは各配信サイトでビットレートや解像度の指定があったりするからなんですね。
※ ビットレートレートというのは1秒間に送受信できるデータ量のことで、解像度は出力する映像の大きさのことです。
まずは各サイトの推奨ビットレートを見てみましょう。
- YouTuveLive:3000〜9000
- Twitch:3000〜6000
- Mildom:2500〜6000
- Mirrativ:500〜1000
- OPENREC:1500〜5000
上記のビットレートで配信するとなると、以下の表から自分が配信したいサイトでの必要な回線速度がなんとなく見えてくると思います。
アップロード速度 | ビットレート | 解像度 | フレームレート |
---|---|---|---|
3 Mbps | 2,500 | 1024×576 | 30 |
4 Mbps | 3,500 | 1280×720 | 30 |
6 Mbps | 5,000 | 1280×720 | 60 |
8~10 Mbps | 6,000 | 1920×1080 * | 60 |
15+ Mbps | 12,000 | 1920×1080 | 60 |
20+ Mbps | 15,000以上 | 2560×1440 | 60 |
40Mbps以上 | 30,000以上 | 3840×2160 | 60 |
Twitchを例に考えると、「8~10Mbps」くらいあればいいかなといった感じですね。
とはいえ、ぶっちゃけ解像度とフレームレートでも変わりますし、プレイするゲームによってはもっと必要になる場合があります。※レーシングゲームやバトロワなどは、負荷は大きいみたいなので。
なので、この基準を確認した上で「+5Mbps」くらいは確保できると理想ですね。
ここに加えて、ゲーム自体も安定してプレイできる回線速度も用意するようにしておきましょう。
»参考:ゲームに必要な回線速度の目安とは?【遅いときに試すべき3つの施策】
自身の回線速度も知っておきましょう
自分が使っている回線速度の調べ方ですが、以下のサイトにアクセスするだけでOKです。
Netflixの診断ツールなので安心ですし、簡単に測定してくれますよ。
測定後に[詳細を表示]というボタンを押せば、上り(アップロード)の速度が分かります。
この方法で、配信サイトに必要な速度を満たしているかも確認しておきましょう。
回線速度が遅くて快適なゲーム配信ができない場合の対策
続いて、「回線速度が遅くて快適なゲーム配信ができない」という場合の対策についてもお伝えしておきます。
基本となる対策ですが、下記の2つです。
- 配信の質を適切にする
- 回線自体を安定させる
順にお伝えしていきます。
対策①:配信の質を適切にする
ここですべきことは設定で配信の質を回線速度に合わせることです。
例えばですが、以下のような環境で配信を行なっているとします。
- 上りの回線速度:5Mbps
- 配信サイト:Twitch
- 設定しているビットレート:6000Kbps
これだとビットレートの設定はTwitchの基準になっていますが、回線速度が明らかに足りてないです。
なので、こういった場合はビットレートの設定を3000Kbpsくらいまで落としてあげましょう。
※通常は1Mbps=1000Kbpsという換算でOKですが、ゲームの通信とかもあるので余裕を持って落とすのが理想です。
やり方は、出力の設定をしてあげるだけでOKです。
それでもちょっと厳しい場合は・・・
ビットレートを適切にしても厳しい場合は、解像度とフレームレートを下げてあげましょう。
- 解像度:1920×1080 → 1280×720
- FPS:60 → 30
上記の感じですね。
この2点も快適な配信に関係するところではあるので、厳しい場合は下げてみるといいかもです。
やり方は、映像の設定をしてあげるだけでOKです。
対策②:回線自体を安定させる
こちらの対策は、そもそもPCへつなぐ回線を安定するようにするといった感じです。
- 有線に切り替える
- 回線を強くする
コストのかかる問題だったりしますが、安定した環境を手に入れれたら心はマジで安らぎます。
有線に切り替える
無線を使っている場合は、有線に切り替えてみるとかもありです。
LANケーブルってそんなに高くないので、安定しない場合はこれを試すのもありだと思います。
ちなみにですが、LANケーブルをゲーム用に買うなら「CAT6A」が推奨です。
»参考:【オンラインゲーム向け】LANケーブル選びで決めるべき3つのこと【おすすめも紹介】
とはいえ、今は無線でもわりと問題なかったりするので、そもそもの回線が弱い可能性もあります。こういった場合は回線を強くするしかないです。
回線を強くする
回線を強くする方法ですが、ほぼコレしかないです。
- 回線自体を見直す ← 光回線じゃない人向け
- ルーターを変える ← 無線の人向け
ゲーム配信って光回線1択なので、そもそも光回線じゃない場合は回線自体を変えることを推奨します。
上記あたりがおすすめですね。
詳細について詳しく知りたい方は、比較などをしている記事もあるのでそちらを参考にしてみてください。
»参考:「ゲームのために回線を改善したい」←おすすめ5社を紹介します【3つのポイントで比較検討】
ルーターに関しては、性能を強化してWiFi強くするといった感じです。
とはいえ、どちらの方法もぶっちゃけ住んでいる場所とかによって差は出ます。
コストがかかる問題でもありますし、まずはこれ以外の対策をしっかりやった上で「最終手段」くらいに考えておきましょう。
ゲーム配信において「回線の安定=心の安定」です
ゲーム配信において、回線を安定させることって心の安定につながります。
配信がカクついたり切断されたりが、いつ起こるか分からない不安ってマジでストレスですからね。
僕も以前はずっと気にしていましたが、環境を整えてゲーム配信に集中できるようになりました。
なので、しっかり自分の環境に合わせた設定を行いつつ、配信環境を整えるようにしてみてください。
というわけで、今回の内容は以上となります。