ゲームに最適なLANケーブルを求めている方向け。
LANケーブルを買おうと検索しても、とてつもない数が出てきます…。これだと面倒になって「とりあえず有名なメーカーを選べばいいだろ」的な思考に陥る方も多いはず。
ですが、ゲームのLANケーブルはしっかりと選ぶべきです。
本記事では、自分に合ったゲーム向けのLANケーブルを見つけるための選び方を、ステップ形式で解説します。読み進めていただくことで、きっと環境に合ったより良いケーブルが分かるはず。
おすすめのLANケーブルも『タイプ別に3つだけ』紹介しているので、参考にしてみてください。
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目次
ゲーム向けのLANケーブルの選び方【ポイントは3つ】
理想のLANケーブルを選ぶためには、次の3点を順番に決めていきましょう。
- ①:カテゴリ
- ②:形
- ③:長さ
ここさえ抑えておけば、大きなミスは防げるはず。
どれも大切なポイントなので、それぞれ詳しく解説していきます。
ステップ①:カテゴリを決める
まずは大事なカテゴリ選定ですね。ここが全てと言っていいレベルで重要です。
結論として、ゲームで使うなら「CAT6A」を選びましょう。
理由としては、通信速度の最大値に余裕があり、1度のデータ通信量にかかわる伝送帯域が適切だから。
少し分かりづらいかもなので、カテゴリごとの比較表も見てみます。
カテゴリ | 最大速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
CAT5e | 1Gbps | 100MHz |
CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
CAT7A | 10Gbps | 1000MHz |
CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
上記のとおり。
性能を落とし過ぎず、オーバースペックにならない程度と考えると・・・まぁ、このあたりになるといった感じです。
もっと性能が高いモノはどうなのか?
表を見て、『CAT6A以上の性能のケーブルがあるのでは?』と疑問を感じた方もいるかもです。
確かにCAT7以上の方が性能は高いのですが、シールドの関係上「CAT6A」に留めておいた方が安心です。
専門的な言葉では「STP」と言いまして、アースしないと性能を発揮できなかったりするものになっています。
なので、一般家庭でゲーム向けに使うのであれば、シールドを施されてないUTPの「CAT6A」を選んだ方がいい・・・というのが結論です。
ステップ②:形を決める
続いては「形」です。
ここも大切なポイントでして、これによって、配置のしやすさも変わってきます。
形は主に3タイプ。
- スタンダード
- スリム
- フラット
この中から、自分の環境に合わせて選ぶという感じです。
「LANケーブルはどこを通して繋ぎたいですか?」
上記の質問に対する答えが、形を決めるヒントになるかなと。
- カーペットの下を這わせたい → フラット
- 狭い場所や細い場所を通したい → スリム
例えば上記の感じです。
なお、形にこだわらない方だと「スタンダード」がおすすめ。スタンダードは電波干渉が少ないタイプなので、より安定した通信に近づけることができますよ。
ステップ③:長さを決める
最後は「長さ」です。
こちら思ったよりもわりと重要なポイント。
長さが足りないとケーブルが張ってしまったり、延長ケーブルを買い足すはめになります。逆に余り過ぎてもノイズの影響を受ける原因となることも。
「ルーターからの距離的に、ざっくりだけど〇〇mくらいあれば足りそうかな・・・」
これくらいの感じでいいので、一応の把握はしつつ「あくまでも適切な長さのLANケーブル」を選べるようにしておきましょう。
あとはLANケーブルを選ぶだけです
ここまでお伝えしてきた内容で、自分の環境に合ったゲーム向けのLANケーブルが見えてきたはず。
「カテゴリをどれにするか?」
「形はどのタイプにするか?」
「長さはどれくらい必要か?」
このポイントが決まっただけでも、かなり絞り込めているんじゃないですかね?
ここまで来れば、あとはレビューを見つつ好きなメーカーなどで選んでいけばOKです。
とはいえ、「具体的におすすめを教えてほしい」という方もいると思うので、ここからは3つだけご紹介していきます。
ゲームにおすすめのLANケーブルをタイプ別で3つ紹介
- ①:BUFFALO BSLS6ANU スタンダード
- ②:エレコム LD-GPASS スリム
- ③:BUFFALO BSLS6AFU フラット
各タイプごとに1つずつあげてみました。
どれも「CAT6A」のケーブルなので、安心して使えます。
詳細を確認していきましょう。
①:バッファロー BSLS6ANU(スタンダード)
長さ | 0.5、1、2、3、5、7、10 |
---|---|
最大速度 | 10Gbps |
伝送帯域 | 500MHz |
バッファロー製で売れ筋のスタンダードLANケーブルです。ツメが折れない工夫がされているのがありがたいですね。
カテゴリは「CAT6A」。長さもそれなりに幅広く選べるので家庭用にはおすすめです。
②:エレコム LD-GPASS(スリム)
長さ | 0.5、1、2、3、5、7、10、15、20 |
---|---|
最大速度 | 10Gbps |
伝送帯域 | 500MHz |
エレコム製の人気なスリムLANケーブルです。ケーブルが細く狭い場所でも通せて邪魔になりにくいです。
カテゴリは「CAT6A」。長さのバリエーションも多く、接続距離が長い方でも安心して使えます。
③:バッファロー BSLS6AFU(フラット)
長さ | 0.5、1、2、3、5、7、10 |
---|---|
最大速度 | 10Gbps |
伝送帯域 | 500MHz |
バッファロー製でかなり売れているフラットLANケーブルです。ストレートの製品と同じシリーズで、ツメが折れない加工も施されています。カーペットの下や、扉下の隙間などを通せたりして便利です。
カテゴリは「CAT6A」。長さは10mまで選べるようになっているので、家庭用には問題ないレベルかと思います。
※ちなみにアマゾンで確認した時点では、10mが選べるのは「青色」のみでした。なので、黒色は7mまでとなっています。
まとめ:ゲームにおいてLANケーブルは大切なポイントです
この記事の内容をまとめます。
- カテゴリは「CAT6A」を選ぶ
- 形状は配置方法に合わせて選ぶ
- 長さは適切なものを選ぶ
上記を抑えておけば、自分に合った適切なLANケーブル選びができるはず。
まずはここから変えつつ、ゲームを快適にできる70Mbpsを目指しましょう。
他にも回線に対する施策はあるので、興味のある方はそちらもぜひ確認してみてください。
»参考:ゲームに必要な回線速度の目安とは?【遅いときに試すべき3つの施策】
LANケーブルは回線速度に影響のある大切な部分です。こういった問題点を1つずつ解決しつつ、快適なゲームライフを送ってみてください。
というわけで、今回の内容は以上です。