「ゲーム配信用にキャプチャーボードを購入しようと思っているけど、自分に合ってるモノってどんなものなんだろう?値段も高いから不安だし、おすすめとかも知りたいです。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 適切なキャプチャーボードの選び方:ポイントを解説する
- 外付け型:おすすめのキャプチャーボード5選
- 内蔵型:おすすめのキャプチャーボード3選
この記事を書いている僕は、ゲーム配信歴2年ほど。キャプチャーボードはしっかり選んだので、特に不満もなく長く使えています。
とはいえ、選んでいた当時は知識が足りておらず、ぶっちゃけかなり苦戦しました。
なのでこの記事では、キャプチャーボードをこれから選びたいという方のために、選び方のポイントなどを解説していきます。おすすめなどもお伝えしていきますので、自分に合ったキャプチャーボード選びの参考にどうぞ。
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適切なキャプチャーボードの選び方:ポイントを解説する
あなたの環境はどういった感じですか?
- 配信にはノートパソコンを使いたい → 外付け型
- デスクトップで拡張枠がありパソコンの知識がある → 内蔵型
- パソコンのスペックにはあまり自信がない → ハードウェアエンコード
キャプチャーボードといっても種類があり、自分の環境によっても選ぶべきものが違ってきます。上記を見ると少し難しそうにも感じますが、丁寧に解説していきますので安心してついてきてください。
選び方①:外付け型 or 内蔵型
キャプチャーボードには大きく2種類があり、それが「外付け型」と「内蔵型」です。
- 外付け:USBなどでPCにつないで使うタイプ
- 内蔵型:PCにパーツとして組み込むタイプ
違いとしては上記のとおり。
性能と安定性が高いのは内蔵型ですが、取り付けをするのにそれなりの知識とスペースが必要になります。※スペースとは、パソコンの物理的スペース(スロット)のことです。
ノートPCとかだとそもそもスペース自体がないので、外付け確定です。
僕は当時MacBookで撮影をしていたので、外付けを買いました。(というか、ぶっちゃけ内蔵型の存在を知りませんでした。)その後ゲーミングPCを購入しましたが、USBなのでどちらにも使えて便利です。
外付け型は接続も簡単なので安心ですし、複数台にも使えたりするので、初心者の方だったらまずは「外付け」から始めてみるといいかもです。
選び方②:エンコード方式
エンコードというのは動画を圧縮したり変換する作業のことで、ざっくり言うと「問題なく映像として見れるようにしてくれてるためのもの」というイメージでOKです。
キャプチャーボードのエンコードには2種類の方式があり、どちらを選ぶかで特徴が変わってきます。
- ソフトウェアエンコード:PC負荷→大きい、映像遅延→小さい
- ハードウェアエンコード:PC負荷→小さい、映像遅延→大きい
ざっくりですが、上記の感じです。
PCへの負荷を考えると、スペックに自信がないならハードウェアエンコードを選んでおくと安心かもですね。
とはいえ、遅延なんかを考えるとソフトウェアエンコードが小さいので、本気でやっていきたいならこちらがおすすめとなっています。
補足:「パススルー機能」は絶対です
パススルー機能というのは、遅延なしの映像を見ながらプレイできる機能です。
上記の感じで、別途モニターは必要になりますが、配線を分配して遅延なしの映像を見ながらゲームができるといった感じです。
僕は当時この辺がイマイチ理解できておらず、パススルー付きなのになぜかマイクラを遅延画面でプレイしていました。言うまでもないですが、プレイできたもんじゃないです。これがFPSゲームだと思うと・・・ゾッとしますね。
なので、ゲームをプレイする自分が遅延なしの画面を確認できる「パススルー機能」がついているキャプチャーボードを選ぶようにしましょう。
この記事でおすすめするモノは、全てパススルー機能付きなのでご安心ください。
「最大入出力解像度」にも注意です
キャプチャーボードには最大入出力解像度というものが、製品によって違います。
映像をどれくらいの大きさで取り込めて、どれくらいの大きさで映し出すことができるかという感じです。
例えば4K映像でプレイしたいのに、最大が1080pのキャプチャーボードを選ぶと、1080pでしかプレイできないといった感じです。
1080p/60fpsなら特に問題はないですが、それより下のものだとぶっちゃけ厳しいです。なので、最低でも1080p/60fpsを選ぶようにしましょう。
ここに関しても、この記事では低性能なものは省いて紹介するので安心してください。
外付け型:おすすめのキャプチャーボード5選
上記のとおり。
それぞれ見ていきましょう。
AverMedia LIVE GAMER EXTREAME2 GC550 PLUS
ポイント
- エンコード方式:ソフトウェアエンコード方式
- パススルー機能:4Kパススルー機能あり
- 対応解像度:1080p
- フレームレート:60fps
- 対応OS:Windows 10(64ビット版)
Elgato HD60 S
ポイント
- エンコード方式:ソフトウェア
- パススルー機能:あり
- 対応解像度:1080p
- フレームレート:60fps
- 対応OS:Windows 10 (64-bit) ・MacOS Sierra 10.12 以降
AverMedia LIVE GAME ULTRA GC553
ポイント
- エンコード方式:ソフトウェア
- パススルー機能:4Kパススルー機能あり
- 対応解像度・フレームレート:4K(30fps)1080p(120fps)
- 対応OS:Windows 10(64ビット版)
I-O DATA GV-USB3/HD
ポイント
- エンコード方式:ソフトウェア
- パススルー機能:あり
- 対応解像度:1080p
- フレームレート:60fps
- 対応OS:Win10 /8.1(64bit)/8(64bit)/7(64bit)/
AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS
ポイント
- エンコード方式:ハードウェア
- パススルー機能:4Kパススルー機能あり
- 対応解像度:1080p
- フレームレート:60fps
- 対応OS:Windows 10、Mac OS X 10.11以上
紹介した5つのキャプチャーボードを比較
高性能なのは「GC553」
5つのキャプチャーボードを比較してみると、間違いなく高性能なのは「GC553」です。とはいえ、価格も頭一つ出ているので、予算のある方向けかなと。性能自体は全体的に十分な1080pは確保できているので、解像度に強いこだわりがなければ問題ないと思います。
Macの人は「Elgato HD60 S」か「Portable 2 PLUS」
気を付けておくべきポイントは対応OSです。Macの方だと「Elgato HD60 S」か「Portable 2 PLUS」になるので、ここだけは間違えないようにしましょう。ちなみにですが、AVerMediaの製品だと公式サイトで現在のPCが対応しているかを診断もできます。不安な方はそちらも試しておくといいかもです。
内蔵型:おすすめのキャプチャーボード3選
上記のとおり。
それぞれ見ていきましょう。
AVerMedia Live Gamer HD 2 C988
- エンコード方式:ソフトウェア
- パススルー機能:あり
- 対応解像度:1080p
- フレームレート:60fps
- 対応OS:Windows 10(64ビット版)
Elgato HD60 Pro
- エンコード方式:ハードウェアエンコード
- パススルー機能:あり
- 対応解像度:1080p
- フレームレート:60fps
- 対応OS:Windows 10 (64-bit)
AVerMedia Live Gamer 4K GC573
- エンコード方式:ソフトウェアエンコード
- パススルー機能:あり
- 対応解像度:2060p(4K)
- フレームレート:60fps
- 対応OS:Windows 10(64ビット版)
紹介した3つのキャプチャーボードを比較
高性能なのは「GC573」
3つのキャプチャーボードを比較しても、高性能なのは「GC573」です。対応解像度がこれだけは4Kとなっていて、他のものはフルHDサイズとなっています。ただし価格的にも他に比べると1万円ほど高いので、少しキツイなと感じる場合は「Elgato HD60 Pro」や「AVerMedia C988」でも十分キャプチャーはできると思います。
「Elgato HD60 Pro」はハードウェアエンコード
紹介した3つのキャプチャーボードの中でも「Elgato HD60 Pro」だけは、エンコード方式がハードウェアエンコードとなっています。とはいえ、デスクトップPCだと性能があるものが多いので、エンコード方式はそこまで気にすることはないかもです。ちなみにですが、内蔵型はすべてWindowsが対応OSとなっています。
キャプチャーボードの選び方まとめ
この記事ではキャプチャーボードを選び方として、ポイントなどについてお伝えしてきました。
- 取り付けタイプには外付け型と内蔵型の2種類がある
- ソフトウェアとハードウェアのエンコード方式がある
- 必ずパススルー機能付きのキャプチャーボードにする
こういった部分にポイントを絞りつつ、適切なキャプチャーボードは何かをしっかり検討してもらえたらと思います。
キャプチャーボードは長く使えるものなので、自分に合ったものを手に入れて、快適な配信ライフにしてみてください。
というわけで、今回の内容は以上となります。